昨日、
朝10時半から夕方17時まで 一日で3講座という強行な講座 (今回で3回目)に行ってきました。 今回は上級セミナーなので、指導法というより、 各作曲家の解説、解釈、弾き方などが主なテーマでした。 第一講座は青柳いづみこ先生の 指先から感じるドビュッシー ~前奏曲集第一巻を中心に~ 「デルフィ」から「ミンストル」まで、ほぼ全曲にわたって、 演奏のポイント、音色の作り方、指や腕、ペダルの使い方を 青柳先生が演奏しながら解説してくれました。 すばらしい、ドビュッシーに聞き入ってしまいました。 第二講座は下田幸二先生の ショパンの秘密=生誕200年に知っておきたい! ~カンタービレ、ルバート、 装飾音、ノートイネガル、 ぺダリング、調の揺れ~ 「ショパンはポロネーズに始まり、マズルカに終わる」という意味。 マズルカを勉強しておくと、 バラードやコンチェルトなどに役に立つお話。 装飾音の基本的考え方と異例なものの例、 ノートイネガルやペダリングなど、 実際に演奏しながら違いを説明してくださいました。 ショパンイヤーということもあったのか、下田先生の人気もあったのか このときは会場が満席状態、 レポートや資料も足りなくなってしまったというくらい。 私はこの本↓を持っていたので、終わってから、 しっかりサインをいただきました。 ショパン全曲解説―聴くために 弾くために 第三講座は菅野潤先生 モーツァルトのピアノ音楽 ~その美の源と演奏の実践~ モーツァルトのピアノソナタを4期に分けて、 時代背景など説明しながら解説してくださいました。 類似の曲を交えて、演奏しながらのお話。 1時間半では収まりきれず、20分ほど延長。 子どもたちに良く弾かせるCdurやFdurが 音より内容が難しいことが良く分かりました。 ****************** 一日3講座はやっぱり頭も心もいっぱいになりました。 今朝は消化不良気味・・・ スポンサーサイト
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先日、プライベートな勉強会(門下生と門下生のお母さんのみ参加できる)に、
作曲家であり、編曲家でもある 春畑セロリ先生をお招きして ワークショップをしていただきました。 今回私はレポートを頼まれましたので、 デジカメもって、参加です。 にこやかな笑顔で現れたセロリ先生。 「ピアノを教える職業だけでなく、社会の一員として、 音とともに暮らすことを考える。 そんな体験をしていただけたら」 というセロリ先生の言葉で始まりました。 『いっぽんでもごちそう』から 「おやゆびラグ」を会場の先生方5人で初見奏。 「いっぽんでもごちそう」の楽譜の中には、 親指だけで弾くもの、 人差し指だけで弾くものと5本の指がそれぞれのキャラクターに会った、 音楽で連弾に作曲されています。 春畑先生が、以前に地方で、 指が5本そろっていない障害を持つお子さんのステキなピアノ演奏を聞いて、 この曲集を作曲したきっかけになったとのエピソードもお話して下さいました。 最後に『パペットレボリューション』から「えいやっと!」(8手連弾)を 春畑セロリ先生他7人=合わせて8人がピアノに集まって演奏。 先ほどの「おやゆびラグ」で5人でも狭かったのに、グランドピアノに群がる様に8人が手を伸ばし、 (2人はしゃがんで6人は覆いかぶさるように)演奏。 ピアノをパーカッション代わりに叩いたり、「ハ!」と掛け声が入ったり。 ピアノに群がって弾いている様子は普段あまり目にしない光景。 講座の後、春畑セロリ先生、都合がついた方数名とで、ランチ。 ![]() おいしい煮込み料理を食べながら ボイジャーのゴールドレコードの話から、 元素記号の話、理数系と芸術系のお話、 シューマンを聞くなまこ(?)の話など、 楽しいお話が飛び交い、あっという間に時間が経ってしまいました。 春畑セロリ先生のHPはこちら→TRIGO レポートはT先生のHPにUPされます。 |
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2010年はショパン生誕200年です。
ショパンコンクール in アジアの 全国大会とアジア大会が1月4日から開催されます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 手塚治虫という漫画家をご存知でしょうか? 「鉄腕アトム」や「ブラックジャック」「ジャングル大帝レオ」などのマンガを書いた人です。 何を隠そう(隠していないけれど)手塚ファンの あるまんどです。 手塚治虫が大阪大学医学専門部卒業で医学博士だと言う経歴は有名なので知っていましたが(だから「ブラックジャック」は医療的裏づけがあるそうです) 彼が、少年時代からピアノに親しみ、かなりの腕前であり、音楽を愛していたと言うのは、つい最近まで知りませんでした。 なんとなく、お店で漫画の棚をみていたら、手塚治虫の「マンガ音楽館」というコミックを発見。 手塚漫画はほとんど読んでいるし、読んでいなくても、題名くらいは知っているのに、「これは見たことないぞ」と手に取ったら、なんと、手塚作品の中から、音楽に関する物を集めた作品集でした。
《内容》 第一楽章に音楽家を巡る伝記的作品 「虹のプレリュード」(ショパン) 「雨のコンダクター」(バーンスタイン) 第二楽章にはさまざまなジャンルの音楽をテーマにした作品 「0次元の丘」 「白くじゃくの歌」 「うたえペニーよ」 「てんてけマーチ」 「おけさのひょう六」 「がらくたの詩」 第三楽章に楽器にまつわる作品と音楽エッセイ 「ミッドナイト/四月一日」 「ロップくん/催眠ラッパ」 「『フィガロの結婚』と私」(エッセイ) 「ぼくとチャイコフスキー」(エッセイ) 「ふたつのバッハ」(エッセイ) 「鳥人大系 トゥルドス・メルラ・サピエンス(ブラックバード)」 「ブラック・ジャック ストラディバリウス」 さて、その中でショパンを描いた「虹のプレリュード」 時は19世紀、ロシアはポーランド侵略をねらっています。 激動の時代を背景に、ワルシャワ音楽院で学ぶ若きショパン。 彼の友人で、ロシアに反発して祖国を救おうと抵抗組織に入り、 音楽院を退学になってしまった、ヨーゼフ。 ヨーゼフをかくまって、愛してしまう、 兄の身代わりとして男のフリをして ワルシャワ音楽院に編入してきたルネ。 恋に、芸術にそして祖国への愛に命を燃やす 若き芸術家たちの姿を描いている中編漫画です。 このあらすじを読んで、何かに似てる?って気がついた人いますか? はい、そうです。「オルフェウスの窓」ですね。 女性なのに男装している主人公。 主人公が恋する、反逆者 (こちらはオルフェだとバイオリン科ですね。手塚作品はピアニストですが) そして、天才ピアニストで作曲科という登場人物、イザークとショパン。 「虹のプレリュード」が週刊少女コミックに連載されたのが75年10月。 「オルフェウスの窓」が週刊マーガレットに連載が始まったのも75年。
偶然なのか、どちらかが意識したのかちょっと不明です。 「虹のプレリュード」に出てくるショパンの作品は ![]() ![]() ![]() ![]() ピアノソナタは第一番のことでしょう。 ワルツ変ニ長調は「子犬のワルツ」かと思ったら、19歳の時の作品70の3のようです。子犬のワルツはジョルジュサンドの飼っている犬を見て作曲したと言われていますから、ワルシャワ音楽院にいるショパンとサンドは、まだ出会っていませんし・・・ このマンガの中ではショパンが片思いしている女性にプレゼントするために作ったと言うエピソードで出てきます。 前奏曲変ホ長調は特定できませんでした。マンガでは音楽院を卒業してパリに行く時にルネに一緒に行こうと誘い、その時、ショパンはルネにこの曲をパリで最初に弾いてくれと楽譜を渡します。年表を見ても、この時代に書いた前奏曲がわかりません ![]() 革命のエチュードこれは有名ですね。 ポーランドを後にした、ショパンは祖国が支配されていたロシア軍に対して反乱(革命)を起こして失敗したという知らせを聞いて、作曲します。マンガではここで、ルネとヨーゼフがロシア軍に殺されてしまいます。 ショパンが革命のエチュードを作曲し弾く場面が最後の5ページを占めていますが、さすが手塚マンガ!迫力あります。 ショパンのCDはこちら ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 手塚氏はこのほかにもべートーベンをモデルにした ![]() も、描いています。 |
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あけまして
おめでとう ございます 今年もよろしくおねがいします。 ![]() ![]() ![]() ![]() みんなで楽しく ピアノを弾きましょう ![]() ![]() |
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