何がすごいって、 狛江ステップの参加者のほとんどが 指導者かピアニストであることです。 もちろん企画参加のかわいい生徒さんたちもいらっしゃいますけれど。 大半がグランミューズで占めているステップです。
普段アドバイザーをなさっている先生方、 コンペで1位を取った方 入賞した方々がたくさんいらっしゃって、 ステップに参加してピアノを弾いています。
私は2日目は出番が1番だったので9時半に会場入りしましたが、 結局夜の8時まで、お昼を食べに出た数十分以外は ずっと会場内で聞いていました。 不思議なことに、ぜんぜんつらくないのです。
室内楽のトリオやデュオ、 お話とピアノなどの企画モノがほとんどを占めていて、 23ステップで受けたのは2人くらい それも、前日の『驚異の立体型レッスン』を受けた生徒さん達です。
この生徒さん達、 前日に3人の先生のレッスンを受けて、どうなるのか?と思ったら、 なんと素晴らしくなっていたことか! その変化を見て、聞いてただただびっくりしてしまいました。
室内楽修了コンサート組は 私のような1年目のクラスもあれば、 上級者クラスもあり、 モーツアルト、ハイドン、 シューベルト、メンデルスゾーン ベートーベンなどのトリオ曲を 丸一日聞き続けました。
チェリストは3人(女性1人男性2人) バイオリニストが2人(女性1人男性1人) この弦の先生方は立て続け弾き続けていて、 それでも集中力が途切れない、 一つ一つの曲を丁寧に仕上げていてすごさを感じました。
あすか先生は途中の部では鍵盤ハーモニカを演奏し、連弾し、 また違う部ではなんとチェロデビュー! そして最後にシューベルトのピアノトリオ演奏
ピアニストの鈴木氏はやはり朝から会場内にいて、 ステージのいすや机を動かす係をずっとして、 途中のハプニングで ゴキブリ退治までして、 最後の部でやはりシューベルトピアノトリオを演奏。
メンデルスゾーンのピアノトリオの素晴らしい演奏をしたF先生は 先日の門下生ピアノの集いでも大きな曲を弾いていました。 短期間に仕上げられるなんて! 彼女は継続表彰15回目です。
半日前にアメリカ出張から帰ってきたというO氏 ベートーベンのピアノトリオを演奏 彼は継続45回目。
中には、トリオクラスの上にデュオクラスを受講している人もいて、 その人たちはデュオとトリオの2ステージ。 ラフマニノフのチェロソナタ シューベルトのアルペジオーネソナタ フォーレのシチリアーノなどチェロとデュオで演奏し 途中は会場のスタッフとして、仕事をして 後の部でまたトリオで出演していました。
皆さん、すごすぎます・・・
アドバイザーの先生の一人が 共演の弦のバイオリンの先生(男性)の後輩で 講評の時に 「憧れの先輩のチェロ演奏が聞けて何と幸せなことか! お金を払っても聞きたいと思っていたのに。 一緒にピアノが弾ける参加者の皆さんは どれだけ幸せなことか!」と感激していらっしゃいました。
そして、江口文子先生が 「作曲家が残してくれた曲にこうして 出会えて聞いたり弾いたりできることが どれだけ素晴らしいことか 私たちは作曲家の遺産を手にしているんです」 といった言葉が印象的でした。
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