グレンツェンに挑戦した
幼稚園生のNちゃん。
感性が豊かでかわいい生徒さんです。
今回の課題曲は2曲ともゆったりとしたテンポの曲。
どうしようか迷って
「しずかな流れ」にしました。
音は少ないし伴奏もファソの属七→ミソ一度だけ。
テンポは「やや遅く」の指示。
そして出だしがP
小さい生徒さんにはゆったりとしたテンポをキープすること
結構難しいです。
でもNちゃんは全音符が短くなることもなく
弾けるようになりました。
問題は出だしのP
小さな音で弾こうとすると
あの浜離宮のホールではどうだろう・・・
そこで、
「弱く弾く」のではなく、
「キラキラした音で」弾こうと言いました。
飯能は河原が近いので、
私も良く犬を連れて散歩に行きます。

この地域の子どもたちは
川が流れる音、川に葉っぱを落とすとどんなふうに流れていくのか、
遊んで知っているので、
イメージ作りはしやすいのです。
でも、前日のリハーサルの時、
緊張からか、一本調子になってしまった演奏・・・
前の日にあまりあれこれ言うのも良くないかと
最低限の注意だけしておきました。
心のリハーサルでは
演奏しているときに何が見える?
という質問に「かわ」と答えたNちゃん。
レッスンの帰り迎えに来たお父様と一緒に
その足で川を見に行って
「川の水に光があたってキラキラした様子
静かな流れのところと早い流れのところがあった」
とお母様に報告したとか。
浜離宮に来る時は初めて特急レッドアローに乗って
楽しそうに会場に入ってきました。
結果は銅賞
Nちゃん帰ってから
今までで一番ドキドキしたけど、
すごく楽しかった♪
舞台裏から出てくるところも
すごく好き!
また早く出たいな~っと言っていたそうです。