コンペでスイングバイ
「スイングバイ」という言葉を
ご存知でしょうか?
宇宙で惑星探査機が惑星の重力を使って軌道や速度を変えたりすることです。

1977年に打ち上げられたボイジャー2号は
地球を出たときは、木星まで行ける速度しかありませんでしたが、
スイングバイで加速することによってそれ以上の飛行が可能になりました。

生徒さんたちがコンペに挑戦するとき、
「まるで、コンペという惑星の引力を利用してスイングバイしているみたい」と思うことがあります。
それほど、始めた時とくらべて、大きく加速して、
演奏が変わっていくのがわかるからです。

先日、7月7日(日曜)に
同じ教材研究会でご一緒の、
近隣の4つのピアノ教室の
合同リハーサル会を

行いました。

普段、教室内で、何人かずつリハーサル会をすることはありましたが、
今回のようなほかのお教室の先生方、生徒さんたちとのリハーサルは初めて。

幼稚園生から中学生まで20人近くが演奏。
それぞれの生徒さんたちに、
私たち4人から短いメッセージを書きました。

そして、生徒さんたちが頑張っているなら私たちも!と
4人の先生方の講師演奏も。

私は梅雨の時期だからと
ショパンの雨だれの前奏曲を弾きましたが、
すっかり梅雨が明けて暑いこと・・・
でも、リハーサル会が終わった後、
すごい雨に!私の演奏は雨乞いだったのでしょうか(笑)

一通りの演奏の後は、
ミュージックベルを用意してくれた先生がいましたので、
みんなで7月7日にちなんで
 きらきらぼし
 たなばた
 星に願いを

3つのグループに分かれて練習。
星に願いをチームは大きい生徒さんと人数が足りないので、生徒のお母様も参加。
こうして、短い練習の後に演奏を披露してもらいましたが、
みんな上手にできてびっくりでした。

そして、少しお菓子を用意しての歓談タイム。
他のお教室の生徒さんやお母さんたちと、
お菓子を食べながら楽しく過ごしました。

驚いたのが、この後のレッスンの時です。
他の先生からもらったメッセージを渡しながら、
一緒に「こういう意味だね~」と噛み砕いて話して聞かせたら、
そのあとの演奏が全然違いました。

ああ、またスイングバイしたなぁ と思った私です。

私の教室では明日から、コンクールに出場する生徒さんたちがいます。
先日リハーサルで一緒だった生徒さんたちもこれからあちこちで演奏します。
自分の生徒さんも他のお教室の生徒さんもみんな頑張っているんですよね。

みんなみんな
大きくスイングバイして、
夢に向かって飛行してほしいなぁと思いながら
空を見上げている私です。

[2013/07/13 11:15 ] | コンクール | コメント(0) | トラックバック(0)
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