表現する方法
ピアノの曲を弾いていて
どう表現するか考えるとき、
小さな生徒さんにはお話を聞かせたり、
絵本を見せたり、物語を作ってもらったりします。

絵やお話には言葉には言い尽くせない感情が絡んでいて、
それを考えながら演奏したとき、
子どもたちの音やフレーズ感などが激変するときがあります。

今回ご紹介するのは
いつもしっかり練習をしてきてくれるYちゃん。
とてもまじめでしっかりしていてます。
4月の発表会にストリーボックの「子どものカーニバル」を演奏しました。
あの曲を練習するときに、
場面が変わってもずっとする~~っとそのまま進んでしまって、
喜怒哀楽もなにもなくてちょっと・・・と思ったので、
「お話を作ってきてくれる?」と宿題にしました。

その翌週、楽譜に書かれたかわいい絵と文章。
IMG_2.jpg

場面ごとに変わるお話。
 うさぎとたぬきとりすの親子がやってきて
 ケーキを食べているところ
 おしゃべりをしているところ
 みんなで踊っているところ

そしてそんな情景を思い浮かべて弾くYちゃんのピアノは
とてもとても素敵なものでした。

聴いている私が楽しくなってきます。

発表会のみんなからの「ほめコメント」の中に
「おどっているみたい!」と書いてくれたお友達がいました。
言葉で言わなくても感じることって伝わるんですね。

言葉だけでは伝わらないことを音楽は伝えてくれる。
音楽だけではわかりにくいことを言葉は教えてくれる。
そんなことを考えたひと時でした。

もちろん、発表会当日、長い曲を繰り返しも間違えずにYちゃんは演奏しました♪
[2014/06/30 14:46 ] | レッスン | コメント(0) | トラックバック(0)
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