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急に寒くなりましたね。 20年前の11月9日にベルリンの壁が崩壊しました。 ウィーンにいたころ、 ベルリンの壁を知っていたので、 ニュースで崩壊の様子を複雑な思いで見ていたことを覚えています。 ベルリンの壁が崩壊した後の、1989年12月25日に レナード・バーンスタイン指揮の野外コンサートが 行われました。 バイエルン放送交響楽団を中心に、 東西ドイツとアメリカ、イギリス、フランス、(当時)ソ連の6ヶ国から 有志を募って混成オーケストラを臨時編成し、 ベルリンでも伝統のあるコンサートホールである シャウシュピールハウスで ベートーベンの交響曲第九番 二短調 作品125《合唱》を演奏して、 東西ドイツがひとつになったことを祝ったそうです。 誰でもが知っているあの、4楽章に合唱「喜びの歌」がついている交響曲です。 喜びの歌(歓喜の歌とも) ドイツ語でAn die Freude/アン・ディー・フロイデ 歌詞は、シラーの詩作品「自由賛歌」(Hymne a la liberte 1785年)が フランス革命の直後ドイツの学生に 「ラ・マルセイエーズ」のメロディーで歌われてのを書き直し 「歓喜に寄せて」(An die Freude 1803年)にしたところ、 これをベートーベンが歌詞として引用書き直したそうです。 レナード・バーンスタイン指揮の野外コンサートでは “Freude”(よろこび)を“Freiheit”(自由)に 置き換えて歌ったことが大きな話題になりました。 (再統一は翌年の1990年10月3日) そのときのDVDはこちらアマゾンにあります。 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 バーンスタイン氏は統一を見届けたかのように 1990年10月14日に神に召されました。 ベートーベンは「初演はベルリンでやる!」と駄々こねたそうですから、 天国でどんな思いでいたのでしょうか・・・ 日本では12月と言えば第九ですね。 ちょっと早いですが、 秋の夜長に 歴史の動いた20年前を思いながら聞くもいいかもしれません。 |
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